東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

インフルに似た「HMPV」中国流行はどれだけ深刻? ヒトメタニューモウイルスには特効薬もワクチンもない

4分で読める

INDEX

中国でヒトメタニューモウイルス(HMPV)というあまり知られていないウイルスが流行していると警告されている(写真:AFP=時事)

<インフルエンザによく似た症状を引き起こすこのウイルスは、比較的新しいため、治療法もワクチンもまだない>

中国でヒトメタニューモウイルス(HMPV)が流行

ニュース報道やソーシャルメディアへの投稿では、中国でヒトメタニューモウイルス(HMPV)というあまり知られていないウイルスが流行していると警告されている。中国当局はまだこの事実を公式に認めていない。

当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら

その代わり、中国疾病予防管理センターは2024年最終週までのデータに基づく公式報告で、中国において複数のインフルエンザ様疾患の発生率が上昇傾向にあることを指摘した。

このデータからは、インフルエンザが疾病の流行の先頭に立っていることがうかがえる。検査を受けた患者の30.2%がインフルエンザ陽性で、前週より6.2%増加しており、重度の呼吸器疾患で入院した人の17.7%が陽性と判定された。

だが、このデータは同時に、HMPVの感染率が新型コロナウイルス、ライノウイルス、アデノウイルスといった他のインフルエンザ様疾患よりも高く、中国における呼吸器疾患検査の陽性率の6.2%、呼吸器疾患による入院の5.4%を占めていることも示している。

次ページが続きます

2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象