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SKY-HIが語る「今も日本でCDが売れる」マズい理由 「ストリーミングは儲からないという」大誤解

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  • SKY-HI BMSG代表取締役CEO、アーティスト
  • 倉沢 美左 東洋経済 編集委員
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ほぼすべてのアーティストにとって結構ヤバい状況なんですけど、かと言って20年とか10年でも、ここ1年でも応援の気持ちをそういう形で表すことを純粋な気持ちでやってきている方がいるわけですよね。

みんながそれをいいって言ってたから、正しいと思ってたからやってただけなのに、それを悪のように言われなきゃいけないってなると、それはすごく嫌だよなと思うし、それはわかる。でも、もう誰かがこれをやらないとみんな死んじゃうので……。

日本の音楽市場のポテンシャルは?

倉沢:今、日本の音楽市場規模は3300億円くらいですが、今後一気にストリーミングとならないまでも、CD依存ビジネスから脱却できた場合、日本の市場のポテンシャルはどれくらいあると思いますか。

SKY-HI:これを言うと「えっ」て言われかもしれないですが、最低でも5000億〜6000億円には回復すると思うんですよね。

倉沢:5000、6000億円を目指そう、となったとき、国内の需要だけではなく、やっぱり海外展開ということになりますか。

SKY-HI:そうですね。例えば、ストリーミングでいろんな国のチャートを聴いてたら、急にモンゴルの歌手が自分のサジェストに入ってきたりする。日本のマーケットとグローバルのマーケットって分けて捉えるんじゃなくて、東アジアの一員としての我々っていう存在でやっていけたら、チャンスは本当に無限に近いくらいあると思います。人口の数だけチャンスになってくるので。

倉沢:今例えばYOASOBIだったりとか、米津玄師さん、XGとか藤井風さんとか、J-POPにちょっと何か追い風来てるかなみたいな感じしますよね。

SKY-HI:感じますよね。ただ、そうなった時に追い風を起こせる体制が整ってないっていうのが厳しいかもしれない。

倉沢:整ってないというのは、音楽会社がまだそこにいないっていうことですか?

SKY-HI:ある程度キャリアがあって予算があったら話は別かもしれないですが、「世界の中の日本」じゃなくて、日本と世界での戦略が結構別々にされたままここまできてしまっている。これは功罪あって、インフラがすごい整ってるので、ストリーミングでヒット出した海外の人とかでも日本のインフラに乗りたい人はたくさんいる。

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