エアコン、冷蔵庫が大本命?節約志向の年末商戦 白物家電は高単価な商品も結構売れている?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
年末商戦真っ盛りのビックカメラ有楽町店。カメラやテレビに加えてリカバリーウェアなども売り出していた(記者撮影)

12月の週末、ヤマダデンキ「LABI1 LIFE SELECT 池袋」はクリスマスギフトの購入やセールの白物家電を探す客であふれていた。

冷蔵庫売り場の店員は「年明けにもセールをやりますが、年末がいちばんお得です」と声をかけてきた。「ビックカメラ新宿西口店」の洗濯機売り場でも、店員は「白物家電は新モデルが出る度に値段が上がるので、買うなら今ですよ」と話すなど、どの店も一段と接客に力が入っている。

今年は厳しい物価上昇で消費者の節約志向も高まっている。そんな中、家電量販店各社は、年末商戦の目玉にどんな商品を打ち出しているのか。

補助金が家電の購入の後押しに

まずはエアコンや冷蔵庫など、省エネ機能を備えた白物家電だ。買い換えで電気代を節約できる点をアピールしている。

ただし、一段と高機能化が進んだこともあり、冷蔵庫は4人家族向けの400~500リットルだと、20万円以上と高額な商品も多い。エアコンもなかなか高額だ。

節電できる省エネ機能つきの冷蔵庫が売れ筋だ(記者撮影)

そこで、一部の自治体では新規購入や買い換えを補助金で後押ししている。東京都では2024年10月に補助金制度「東京ゼロエミポイント」事業が従来より対象を広げて再スタート。都民が冷蔵庫や高効率給湯器、LED照明を新規購入、もしくは買い換える場合、店頭で最大8万円が値引きされる。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事