年末年始は「寒さを覚悟」どれくらい気温が低いか 日本海側を中心に雪が多く降り交通への影響も

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寒気と日本海の温度差が大きいほど雪雲は発達するので、流れ込む寒気が強いほど大雪となりやすいです。

また、日本海の水温が高いと雪雲が発達するため、気候変動による海面水温の上昇も、大雪(特に市街地のドカ雪)の一因です。

年末年始の車移動は事前対策を

日本海側を中心に、大雪によるなだれや落雪、ビニールハウスなどが倒壊するおそれがあります。特に、水分を多く含んだ湿った雪は木や電線に着雪しやすく、停電の原因になります。

年末年始の天気
大雪時の注意点(出典:weathermap)

停電への備えとして、懐中電灯やモバイルバッテリーがあるとよいです。 エアコンや電気ストーブなどの暖房機器が使えなくなったときのために、使い捨てカイロや湯たんぽ、カセットストーブといった電気を使わない防寒グッズを準備しておきましょう。

大荒れの天気が予想される場合は、移動日の変更なども検討し、不要不急の外出を避けてください。除雪をするときには、2人以上で、安全に配慮して行いましょう。

年末年始は、帰省や旅行で車を運転する方も多いかと思います。そこで、冬季に車で移動する際に起こりうるトラブルと対策をお伝えします。

寒いときに多発する車のトラブルは、バッテリーが上がって車が動かなくなることです。低い気温によるバッテリーの能力の低下が一因です。

バッテリーが劣化していると一層リスクが高まるので、大雪となる前にガソリンスタンドやカー用品店、タイヤ販売店、カーディーラーなどで点検しておきましょう。無料で点検を行っているお店もあります。

もちろん、雪道や凍っている道路を走る場合、ノーマルタイヤはスリップしやすくたいへん危険です。前もって、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)を装着し、タイヤチェーンを携行するようにしましょう。

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