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ライフ #The New York Times

「ドル安推し」のトランプ復帰でドル高の不思議 公約断行でインフレ、利上げ再燃の連想ゲーム

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(写真:Allison Robbert/AFP/Bloomberg)

世論調査や予測市場でドナルド・トランプが大統領に返り咲く可能性が高くなるにつれてドルの価値は上昇し始め、選挙の結果が明らかになると急騰した。

選挙の翌日にドルは、ほかの主要通貨から成る通貨バスケットに対して、ここ数年で最も大きな上昇を記録した。ドルは上昇を続け、11月13日には今年の最高値を更新。エコノミストやトレーダーが次期大統領トランプの公約を考慮し、世界の最有力通貨・ドルの見通しを修正したためだ。

相場急変で不安定化する世界経済

このような上昇は、それまで3カ月続いていたドル安からの急変となる。9月末にドルは年初来安値を更新していた。外国為替取引のおよそ90%は対ドルのため、ドル相場の急激な変動は世界経済に不安定な影響を与える可能性がある。石油などの必需品は通常、ドル建てで取引されている。

ドル高は、アメリカ人が外国製品を買ったり、国外旅行をしたりするときに値段を安くしてくれるメリットがある反面、輸出を行っているアメリカ企業の価格競争力を低下させるデメリットがある。アメリカ国外では、ドル高になると通貨安の国々でインフレが加速。ドル建て債務の返済が困難となり、世界経済の重しとなる。

トランプはアメリカの輸出のためにはドル安が望ましいとしばしば発言しているため、最近のドル高は奇妙に映るかもしれない。だが、輸入品に関税を課し、減税を行うというトランプの計画はドル安とは反対の結果をもたらすというのが、大方のエコノミストの見立てとなっている。

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