「ディズニーグッズ転売集団」密着して知った"闇" 両肩に大型ビニールバッグが「定番ルック」
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“転売ヤー御一行”で「夢の国」へ
入園を待つ100メートルほどの行列の最後尾に一行が加わったのは、午前8時40分ごろのこと。
平日にもかかわらずこの混雑ぶりは、TDR開業40周年を数日後に控えているためだろう。周りを見回せば家族連れや若いカップルなどばかり。20〜40代の男女6人組のわれわれは、どういった集団に見えているのだろうか。できるだけ目立ちたくない。そう思ってうつむき加減に行列の流れに沿って歩いた。
及び腰の筆者をよそに、入園ゲートに辿り着いた彼女らは異様な行動に出た。
6人の中で先頭にいたメンバーの一人、小静(シャオジン)がまず、スマホに保存されている電子チケットのQRコードをゲートの読み取り機にかざす。「ピッ」という認証音が鳴ったあとも回転ゲートを通り抜けることはせず、再びスマホを読み取り機にかざしたのだった。
そして2回目の認証音が鳴ると、またもやスマホを読み取り機にかざす。小静がようやく回転ゲートを通過したのは、認証音を4度鳴らしてからのことだった。
最初は、他のメンバーのチケットをまとめてチェックインをしたものだと思っていた。ところが小静に続いた梓梓(ヅゥヅゥ)と劉姐(リウジェ)も同じ手順で認証音を4度響かせたのだった。
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