堀江貴文「だから団塊ジュニアは出世ができない」 未来予測は不可能だが、たった1つわかること

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例えば、僕は団塊ジュニア世代なんですけど、僕の世代の同級生はほぼ就職しています。でも、人口ピラミッドから考えると、就職すると団塊の世代が上にいるのでポストが空かないんです。だから、出世もできないし、給料も上がらない。

西成:そういうのを「人事の渋滞」っていうんです。

――堀江さんは未来予測を否定されましたけど、できる部分もあるということで、将来を予測する数式というのを教えていただけますか。

西成:未来というのは、基本的には「神のみぞ知る」世界です。だから、現状で本当の未来はわかりません。でも、1秒後は多くの人が予測できると思います。2秒後も多分わかりますよね。そういう短い時間を積み重ねていくのが「微分」の考え方なんです。そうすると、1秒後の未来は絶対に当たるだろうと。

成功する人がもっと成功する仕組み

――では、その数式を使って、次の未来予測についても説明していただけますか。「成功する奴はどんどん成功する」というものです

西成:これは簡単な話です。例えば、ネットでバズってこれまでのフォロワー数が1000人だったのが、1秒後に100人増えて1100人になったとします。そして2秒後には1200人になった。

すると、そのまま100人ずつ増えていくんじゃないかと思いますよね。でも、200人、400人、800人と掛け算で増えていくかもしれない。直線で進んでいくものと、倍々で進んでいくものでは進み方が違います。

例えば人気度の伸び方を「t」と「t2」の2つで比べると、この「2(2乗)」になるのが急成長の条件なんです。未来予測で2乗が出てくると、とんでもないことになります。さらにヤバいのが「2t」です。「t(t乗)」は時間のべき乗と言われていますが、いわゆる倍々ゲームです。

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