不確実な時代の資産形成を低コスト&分散投資で SBI・i シェアーズ“サクっと”シリーズとは
長谷川 「SBI・iシェアーズ“サクっと”シリーズ」は、“サクっと”という言葉どおり、低コストでかつ、わかりやすい内容で手軽に投資ができることをコンセプトに設定されたインデックスファンドです。2024年7月には14本となりましたが、設定数を増やしている背景について教えてください。
朝倉 最大の理由は、個人投資家が自分で納得して選び、投資できる環境を提供したいからです。
資産運用を行うと金融リテラシーが身に付き、知識も増えていきます。新NISAが始まり、自分で商品を選びたいというニーズが高まりつつあるので、良質な商品を幅広く提供するのが資産運用会社の役割だと考えています。低コストで豊富なラインナップを持つブラックロックのiシェアーズETFを活用しているのはそのためでもあります。
長谷川 幅広さという点では、“サクっと”シリーズのラインナップには金もあります。23年6月に設定された「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)(愛称:サクっと純金(為替ヘッジなし))」は、SBI証券の投資信託販売金額ランキング(月間)のその他のカテゴリーで4位 となり(集計期間:24年6月3日~6月28日)、純資産総額は125億円を突破(24年6月末時点)しています。
朝倉 投資家の皆さまより、高い支持をいただいたのは、地政学的リスクの高まりを受けた結果でしょう。世界の情勢を踏まえ、これからは現物投資がよりクローズアップされていくと見越して設定しましたが、iシェアーズETFのブランド力とコストの低さ、サクっと投資できる利便性が大きかったのではないでしょうか。
金は、現物で買うと手続きも煩雑ですし、保管コストもかかります。「買いたくても買えなかった」ニーズに応えられたことが評価いただけたと受け止めています。
長谷川 金は「有事の金」ともいわれます。世界的なインフレが続いている現在の局面で、金を組み入れたポートフォリオや金への積み立て投資についてはどうお考えですか。
朝倉 金は株式や債券との相関が低いので、いわゆるイベントショック時に対する耐久性の高さが特徴です。また、金利は付かないものの、インフレだけでなく、実はデフレにも強い傾向にあるので、先行きが不透明な今、ポートフォリオに金などの現物を組み入れる機関投資家はかなり増えています。
ポートフォリオに組み入れる割合ですが、米国では株式と債券で6対4というのが伝統的な投資戦略で、金や不動産のような現物は約5%が主流です。
長谷川 その意味では、リスクとリターンをどう捉えるかによって変わるのでしょうか。
朝倉 そうですね。例えば、安定的なリターンをめざすのであれば、株式よりも債券を多めにして、金も15%くらいまで増やすというのも1つの考え方です。バランスを重視するのならば10%程度、高いリターンをめざすのであれば株式を多めにして金は5%程度にするという組み方も考えられます。
債券で通貨分散を、インド株で高い成長を享受
長谷川 24年7月に設定された「SBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド(年4回決算型)(愛称:サクっと全世界債券(分配重視型))」は日本を含むグローバルの債券投資ファンドの中でも競争優位性のある、低コストの信託報酬率を実現できました。
朝倉 これまで債券はあまり注目されてきませんでしたが、通貨分散に適しています。特に今は円安ですし、今後も予測がつきません。リスクヘッジのためポートフォリオに組み入れやすく、比較的高い海外の金利と今後の金利低下による恩恵を受けるのをめざして設定しました。
長谷川 一方で株式はいかがでしょうか。とりわけ「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド (愛称:サクっとインド株式)」は純資産総額660億円突破(24年6月末)と非常に勢いがあります。
朝倉 サクっとインド株式のコスト競争力は高いものの、インドへの注目が増してコスト競争が激化しています。そこで、よりコスト競争力を高めることを検討中です。これからも顧客中心主義を徹底し、低コストと利便性を追求していきますので、投資家の皆さまにはぜひご期待いただきたいと思っています。
昨年1万6000件を超えるお申し込みをいただいた「資産運用フェス」を9月8日(日)に東京国際フォーラムにて開催します。今年はさらにパワーアップして、資産運用会社やETFプロバイダーなど35社が出展。著名人によるセミナーやSBI証券オリジナルのノベルティが貰えるスタンプラリーの実施なども予定しています。
詳細はこちらから。
■「毎月分配型」「隔月分配型」の投資信託については、お取引の前に必ず「毎月または隔月分配型投信の収益分配金およびNISAでのご注意事項、ならびに通貨選択型投信に関するご注意事項」の内容をご確認いただきますようお願いいたします。■投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。■投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。■ご投資にあたっては、商品概要や目論見書(目論見書補完書面)をよくお読みください。
商号等:株式会社SBI証券 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第44号 商品先物取引業者
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