しまむら「パパ貶す服で大炎上」への強烈な違和感 「パパなら皮肉ってもいい」風潮は未だに存在?

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しまむら
「しまむら」グループの「バースデイ」が販売した衣料品が、SNS上では「男性蔑視では」と批判が殺到し、販売中止となった(写真:ponta2012/PIXTA)

衣料品チェーン大手「しまむら」グループの「バースデイ」が販売した衣料品が、物議を醸している。現代美術作家の加賀美健氏とのコラボレーションで、子ども向けの衣類に「パパはいつも寝てる」「パパは全然面倒みてくれない」と書かれた商品が発売され、SNS上では「男性蔑視では」と批判が殺到。販売中止・謝罪したものの、「炎上」は続いている。

筆者はネットメディア編集者として、10年以上にわたり、企業のSNS炎上をウォッチしてきた。そうした中で感じているのは、ここ数年とくに「男女の役割分担」を描いた作品などに対する、世間の目が厳しくなっていることだ。

そこへSNSサービスによる「カルチャーの違い」が絡んだ結果、今回の問題が起きたのではないかと感じている。

「販売中止のお詫び」を各種SNSに投稿

話題になっているコラボ商品は、2024年7月29日から、全国の実店舗やオンラインストアで販売された。

子育てにまつわるフレーズが文字であしらわれ、「なくのがしごと」「イヤイヤ期です」など、子どもたちに焦点を当てたもののほか、「パパはいつも寝てる」「パパは全然面倒みてくれない」「パパはいつも帰り遅い」「ママがいい」「ママいつもかわいいよ」と書かれた靴下やTシャツなどが登場。ラインナップを見る限り、「パパ」には批判的で、「ママ」は持ち上げる文言が多いように感じさせる。

 【画像8枚】「パパは全然面倒みてくれない」「ママがいい」…との文言が…。発売後即炎上→販売中止した、しまむら「バースデイ」の服の写真はこちら
次ページXでは批判が多く、インスタグラムでは好意的な反応が目立つ
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