本日初戦!男子バスケの救世主が語る「パリ五輪」 W杯は過ぎた話、大切なのは過去ではなく将来

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男女の代表で成し遂げたことの中身は違えど、トムコーチがそのフレーズを使って両チームを称えたのには共通した理由があったと思います。それは、女子も男子も特定のスターに頼らない、チームバスケットボールを展開して成功を収めたことにあります。

日本代表の強みは「チーム力」

本当にその通りで、日本の選手は誰1人として自分だけがぬけがけするようなプレーをしません。

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渡邊選手にしても、NBAでプレーしていることをまったく鼻にかけることもなく、かつ「俺にボールをよこせ」とエゴを出すこともなく、しかしリーダーシップは強烈に発揮しながら、チームの全員をリスペクトする姿には、本当に感銘を受けました。

日本代表の真の強みは、ひとつのチームとして戦うことで個々の選手たちが集まっただけにとどまらない力を発揮することです。僕たちはボールを他人に回すことに躊躇がないですし、難しいシュートをするくらいなら味方にアシストすることをいとわないチームです。

そういった強みをより高いレベルで発揮すること。それこそがパリオリンピックで僕たちが見せたいもので、それができればベスト8という目標に近づく可能性もより高くなってくると思っています。

ジョシュ ホーキンソン バスケットボール男子日本代表 サンロッカーズ渋谷

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じょしゅ ほーきんそん / Joshua Hawkinson

1995年生まれ。アメリカ・シアトル出身。元プロバスケットボール選手の両親を持つ。高校時代は野球でも頭角を現し、150kmのストレートを武器にした速球派投手として活躍。ワシントン州立大学進学後はバスケに専念するが、NBAドラフトでは惜しくも指名漏れという結果に終わる。2017年夏、当時B2だったファイティングイーグルス名古屋でBリーグのキャリアをスタート。2020年からB1の信州ブレイブウォリアーズ、2023年からサンロッカーズ渋谷に所属し、同年に日本国籍を取得。同年のワールドカップでは獅子奮迅の活躍を見せる。日本名は名字の「Hawk(鷹)inson」から「鷹大(たかひろ)」とし、ファンからは「鷹ちゃん」の愛称で親しまれている。

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