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ビジネス #ひと烈風録/沢知恵

異色のシンガーソングライター・沢知恵の生き様 音楽文化の研究やハンセン病問題の啓発も

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  • 大月 えり奈 ルポライター・カメラマン・社会福祉士
沢知恵(さわ・ともえ)/シンガーソングライター・音楽文化研究者(撮影:大月えり奈)
『週刊東洋経済』5月25日号の「ひと烈風録」は沢知恵。東京芸術大学時代にメジャーデビューを果たした大型新人だったにもかかわらず、商業至上主義から離脱した。人と社会を正直に歌う歌手、そして音楽文化研究者でもある。

【配信スケジュール】5月19日(日)    
沢知恵がメジャーデビュー6年で選んだ独立の道
ハンセン病問題の啓発に沢知恵が人生を懸ける訳
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下北沢の小さなライブハウスには、その人の歌声とピアノの音色が響き渡っていた。魂をぶつけるような声に、手にしていたグラスが震える。

平和を希求する曲、恋を終わらぬ夏に例える曲、歌手である自らの覚悟を歌う曲。弾き語りをするのはシンガーソングライター・沢知恵(53)。子どもからお年寄りまで、観客は沢と共に笑い、共に涙を流す。

ライブの途中でMCが入る。すると沢は、自分の動きを一つひとつ言葉にし始めた。「ステージの中央に立っています」「マイクを引き寄せています」。観客の中に、目が見えにくい人がいたからだ。

東京芸術大学在学中にメジャーデビュー。しかし20代の頃、「正直でありたい」と組織を離れ、個人で活動する道に舵を切った。

以降、被災地や少年院などでのボランティア演奏に力を入れる。幼い頃に関わったハンセン病問題には、並々ならぬ思いがある。正しい理解を広め、風化を防ぎたい。音楽文化研究者としてもハンセン病療養所の人たちの存在を残そうと世に伝え続ける。

※ひと烈風録【中編】はこちら

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