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「クーデター勢力は正しかったと発言する」 佐藤優の情報術、91年ソ連クーデター事件簿56

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  • 佐藤 優 作家・元外務省主任分析官

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ソ連人民代議員で「黒い大佐」といわれたヴィクトル・アルクスニス氏は、欧米人と日本人には違いがあると言う。筆者は少し踏み込んで聞いてみた。

──ヴィクトルのところに取材に来るのは米国人が多いのか。

「いちばん多いのは米国人だ。ドイツ人、英国人、フランス人もいる。バルト問題についてはスウェーデン、ノルウェー、デンマークの記者からの取材がよくある」

──大使館員ではどこだ。

「西側の大使館員で複数回、訪ねてきたのはマサルだけだ。中国大使館員は時々訪ねてくる。日本人の新聞記者も『マサルにあなたのことを聞いた』と言って、何人か訪ねてきた。欧米人記者は、僕のことをペレストロイカに反対する共産党の別働隊というような実態と懸け離れた枠組みで捉えようとする。僕が共産党体制は嫌いだ、祖父がスターリン時代の粛清裁判で殺された、と言ってもまともに取り合ってくれない。対して、日本人の記者は僕の言うことに最後まで耳を傾けてくれる」

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