セミナーレポート

CPM&BIクラウドフォーラム2015 なぜ今、財務管理・予算管理・業績管理にクラウドなのか?
その鍵は、リアルタイム集計とフレキシブルな分析・レポート作成、
そしてスピーディーなシステム実装

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事例ディスカッション
「予算編成の現場で起きている共通課題とその解決」

パネリスト:
富士通コミュニケーションサービス
コーポレートサービス本部
財務経理部 担当課長
藤田重則


リクルートキャリア
中途事業本部 事業企画統括部 事業企画部 統括グループ
池内 遼


キューアンドエー
経営管理本部 経営企画部
プロジェクトマネージャー
松浦茂樹

事例ディスカッションでは、Adaptive Insightsのシステムを導入している3社の財務・経営管理担当者らが、導入前に抱えていた課題や導入後の効果について語り合った。

コールセンターを中心にアウトソーシングサービス事業を展開する富士通コミュニケーションサービスで、財務経理を担当する藤田重則氏は「旧システムはバッチ処理が多く、入力数字をすぐに確認できないため、集計が実態と乖離する」という悩みがあった。レポート作成も、データを表計算ソフトにダウンロードしてから加工するために手間がかかり、システム変更・保守コストも重くなっていた。Adaptiveはこうした問題を解決。予測精度は向上し、必要なレポートが自由に作成できるようになった。藤田氏は「システム変更も内製化でき、クラウドで運用コストも抑えられました」と語った。

総合人材サービスのリクルートキャリアは、3社を統合した過去の経緯から、三つの基幹システムが併存している。そのため、PLは、各システムから出力したデータを表計算ソフトでつないで作成していたが、リクルートホールディングス上場にあたり、収支モニタリングのさらなるスピードアップと精度の向上が急務になっていた。収支管理担当の池内遼氏は「解決には集計作業システムを導入するしかない」と考え、その中でも、迅速に導入できるAdaptive導入を決めた。池内氏は「予算作業は8割程度削減でき、予実の差異分析も迅速化されたことで、打ち手検討もスピードアップしました」と語った。

モデレーター:
Adaptive Insights
日本法人 営業統括
吉岡賢司

PC等のユーザー向けサポートサービスなどを手掛けるキューアンドエーは、予実管理のための表計算ファイルのデータ量が膨大になり、週次のバックアップに数時間かかったり、ファイルが壊れたりする問題を抱えていた。予算策定や進捗管理を担当する松浦茂樹氏は「Adaptive導入で、バックアップは5分以内で済むようになり、データ消失リスクも担保されました」と話す。また、最新の見込み値や予実の差、前年比などのリアルタイムレポートを経営陣と共有することで「経営陣が下す判断の速度も、飛躍的に向上したと思います」と、経営判断への効果も指摘した。

モデレーターを務めたAdaptive Insights日本法人営業統括の吉岡賢司氏は「数字を常に見られるようにすることで、ミスが減り、数字の精度に対する担当者の意識も高まります」と訴えた。

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