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CPM&BIクラウドフォーラム2015 なぜ今、財務管理・予算管理・業績管理にクラウドなのか?その鍵は、リアルタイム集計とフレキシブルな分析・レポート作成、そしてスピーディーなシステム実装

  • 制作:東洋経済企画広告制作チーム
適切な経営判断を支える、ビジネス情報の収集・分析・報告のためのCPM(企業業績管理)、BI(ビジネスインテリジェンス)ソリューションを検討する東洋経済フォーラム「CPM&BIクラウドフォーラム2015」が6月、東京・中央区で開かれ、企業経営者やCFO、財務・情報システム部門の担当者らが、経営管理の課題を共有し、クラウドで提供されるテクノロジーの活用について考えた。

共催:Adaptive Insights、東洋経済新報社
協賛パートナー:アクセンチュア、OrangeOne、アウルズ、ジール、パブリックアイデンティティ

主催者講演
「戦略的財務管理の新スタイル~スピーディーな経営判断実現のために~」

Adaptive Insights
米国本社 インターナショナルセールス&グローバルチャネル担当
上級副社長
キャロリー・ギアハート

クラウドベースのビジネス分析ソリューションで世界をリードするAdaptive Insightsは、85カ国で2,600社以上がそのサービスを採用し、世界で最も影響力のあるクラウドビジネスの1社と評価されている。競争優位に立つための意思決定における分析テクノロジーの重要性が高まるのを背景に、同社は2011年以降325%もの急成長を遂げた。米国本社上級副社長のキャロリー・ギアハート氏は「企業の財務役員は、情報と分析の融合によって数字だけでなく、今後の方向性を示せるようになっています」と指摘。情報分析を活用する企業の方が、大きく売上高や利益を伸ばしていると訴えた。

Adaptive Insights
日本法人代表
小岸秀樹

多くのCFOらが改善を望むのは、分析・意思決定、パフォーマンスモニタリング、収益性測定、情報共有の領域で、Adaptive Insightsはそこに注力し、GL(総勘定元帳)・ERP・CRMシステム等と連携したハイブリッド環境で、精度の高い計画・分析・予測を実現する。

たとえば、「全米の優れた病院」のランキング上位に選ばれた病院グループは、Adaptiveのソリューション導入で、誤差2~3%での業績予測を可能にしたという。また、ある巨大飲料メーカーは、数百にのぼる複雑な製品ポートフォリオにもかかわらず、業績情報をグローバルでリアルタイムに取得している。

リアルタイムで集計したKPI(重要業績評価指標)をダッシュボードに統合し一覧できるようにするテクノロジーは、経営幹部の洞察を支え、適切な意思決定につなげる。ギアハート氏は「事業の舵取りを支援し、成功への道を共に歩みたい」と呼びかけた。

また、日本法人代表の小岸秀樹氏は、表計算ソフトによる手作業の重い負担を解決するAdaptive Suiteの予算管理、データ可視化、管理連結、レポート作成、データ連携自動化の五つの機能を紹介。「日本でも、企業規模・業種も多様な約50社に採用されています」と実績をアピールした。

基調講演
「『見える化』から『つなぐ化』へ~新しい情報から示唆を得る新しい経営への変革~」

アクセンチュア
テクノロジーコンサルティング本部 財務・経営管理 グループマネジャー
工藤高嗣

企業の設備投資への意欲が増している今、経営者の目はコスト削減からイノベーション創出へ向かっている。それに伴って、企業経営者がITに期待する役割も変わりつつある。アクセンチュアの工藤高嗣氏は「業務を効率化する『見える化』から、付加価値を生む『つなぐ化』へ、企業の力点がシフトしています」と考察する。変化の起点になるのが「SMACS」や「IoT」などのテクノロジーだ。

SMACSは、顧客接点の「SOCIAL」、情報量と利用者を増やす携帯端末の「MOBILITY」、高度な分析を可能にする「ANALYTICS」、システム容量などハードの制約を取り払う「CLOUD」、行動や状況のデータ取得の基になる「SENSOR」の各技術の頭文字。「IoT(モノのインターネット)」は、携帯デバイスのほか、機器や工場のセンサーからデータを集めて価値を生むトレンドを形成する。たとえば、日本の建設機械メーカーは、盗難対策やメンテナンス最適化の提案に使っていた、機器に搭載されているセンサーのデータから、世界中の建機の稼働状況を把握。現場での稼働率低下からいち早く景気減速の兆候をつかみ、過剰在庫を抑制するなど生産計画に役立てている。

ITを経営管理に有効活用するには、データ分析モデルを素早く構築できるように業務ユーザーが使いやすいシステムであることや、つねに自動アップデートされ、最新技術のメリットを享受しやすいクラウドベースのシステムであることもカギになる。工藤氏は「経営情報が質、量ともに充実することで、経営管理部門が積極的にインサイトを引き出して、マネジメントに報告することも増えるでしょう。これは従来の経験や勘から得るインサイトとは異なるものになるはず。マネジメント側も、新しい考えを柔軟に受け入れて判断する能力が必要になると思います」と、情報分析がもたらす経営管理の変化への対応を促した。

事例ディスカッション
「予算編成の現場で起きている共通課題とその解決」

パネリスト:
富士通コミュニケーションサービス
コーポレートサービス本部
財務経理部 担当課長
藤田重則


リクルートキャリア
中途事業本部 事業企画統括部 事業企画部 統括グループ
池内 遼


キューアンドエー
経営管理本部 経営企画部
プロジェクトマネージャー
松浦茂樹

事例ディスカッションでは、Adaptive Insightsのシステムを導入している3社の財務・経営管理担当者らが、導入前に抱えていた課題や導入後の効果について語り合った。

コールセンターを中心にアウトソーシングサービス事業を展開する富士通コミュニケーションサービスで、財務経理を担当する藤田重則氏は「旧システムはバッチ処理が多く、入力数字をすぐに確認できないため、集計が実態と乖離する」という悩みがあった。レポート作成も、データを表計算ソフトにダウンロードしてから加工するために手間がかかり、システム変更・保守コストも重くなっていた。Adaptiveはこうした問題を解決。予測精度は向上し、必要なレポートが自由に作成できるようになった。藤田氏は「システム変更も内製化でき、クラウドで運用コストも抑えられました」と語った。

総合人材サービスのリクルートキャリアは、3社を統合した過去の経緯から、三つの基幹システムが併存している。そのため、PLは、各システムから出力したデータを表計算ソフトでつないで作成していたが、リクルートホールディングス上場にあたり、収支モニタリングのさらなるスピードアップと精度の向上が急務になっていた。収支管理担当の池内遼氏は「解決には集計作業システムを導入するしかない」と考え、その中でも、迅速に導入できるAdaptive導入を決めた。池内氏は「予算作業は8割程度削減でき、予実の差異分析も迅速化されたことで、打ち手検討もスピードアップしました」と語った。

モデレーター:
Adaptive Insights
日本法人 営業統括
吉岡賢司

PC等のユーザー向けサポートサービスなどを手掛けるキューアンドエーは、予実管理のための表計算ファイルのデータ量が膨大になり、週次のバックアップに数時間かかったり、ファイルが壊れたりする問題を抱えていた。予算策定や進捗管理を担当する松浦茂樹氏は「Adaptive導入で、バックアップは5分以内で済むようになり、データ消失リスクも担保されました」と話す。また、最新の見込み値や予実の差、前年比などのリアルタイムレポートを経営陣と共有することで「経営陣が下す判断の速度も、飛躍的に向上したと思います」と、経営判断への効果も指摘した。

モデレーターを務めたAdaptive Insights日本法人営業統括の吉岡賢司氏は「数字を常に見られるようにすることで、ミスが減り、数字の精度に対する担当者の意識も高まります」と訴えた。

ソリューションセッション
「Excel依存からの脱却! Adaptiveで改善する予算策定プロセス」

Adaptive Insights
日本法人 ソリューション統括
篠原史信

社内各部門から予算数値をスプレッドシートで収集し、前期との差異の原因をレポート。予算策定後も実績を追跡し、計画離脱があれば原因を分析する。Adaptive Insightsのソリューションは、この収集シート、分析レポート、状況追跡ダッシュボードをまとめてクラウド上で提供している。同社ソリューション統括の篠原史信氏は「表計算ソフト依存から脱却して予算策定、日々の業務を戦略的に変えるイメージを伝えたい」と、デモを交えて魅力を説明した。Adaptiveのダッシュボードの裏では、予算、実績、見込みのデータは緊密に連携している。たとえば、実績と見通しの差異が広がった「4月」をクリックして内訳を見れば、どの部署が見通しを多く積んでいるか、すぐに原因をさかのぼれる。修正の必要があれば、スプレッドシートに移動して、新たな数字入力も容易だ。篠原氏は「表計算ソフトは個人作業に適していますが、多人数連携の場合は生産性が落ち、ミスや遅延も起きやすくなります」とAdaptive導入の意義を強調した。

パブリックアイデンティティ
クラウドエンジニアリング
マネージャー
細野将基

パブリックアイデンティティの細野将基氏は、Adaptive Planningを使った予算作成のデモを披露した。予算データの収集のために各部署に入力してもらうシートは、汎用表計算ソフトと同様のつくりで、エンドユーザーには使いやすく、年度の数字を割って月次として入力するなどの省力化機能も充実している。データは、日本>東京支店>東京第一営業所、といった階層構造になっていて、営業所で入力した数字は、上位階層の支店データにもリアルタイムで反映される。また、製品、地域などの属性・分類を設けておけば、さまざまな角度から分析が可能になる。レポートも属性をドラッグ&ドロップするだけで簡単に作成でき、たとえば経営会議の最中にも、即座に作成することもできる。細野氏は「従来の表計算ソフトや文書作成ソフトとつなぐサービスもあり、シームレスなデータ連携ができます」と語った。

 

当日は展示ブースでのクラウド体感コーナーが設けられた