人口激減の韓国が日本のライバルであり続ける訳 「地球から消滅する最初の国」との予測もあるが…

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(写真:Gengorou/PIXTA)

韓国の出生率が再び過去最低を更新しました。韓国統計庁は2月28日、2023年の合計特殊出生率(暫定値)が0.72だと発表しました。世界最低水準だった2022年の0.78から0.06低下し、少子化が加速しています。

少子化による人口減少を受けて韓国の内外で「韓国は終わった」と言われますが、実際はどうなのでしょうか。また、韓国の人口減少は、日本にどういう影響を与えるのでしょうか。

人口減少で国家消滅の危機

韓国の2023年の出生数は、前年比7.7%減の23万人で、比較可能な統計がある1970年以降では最少でした。5年前と比べて3割減、10年前と比べて約半分という加速度的な減少です。

韓国統計庁は昨年12月に、国内の総人口が2022年の5167万人から、半世紀後の2072年には約30%減の3622万人になるという推計(中位推計)を発表しています。

ただ、標準シナリオである中位推計は、合計特殊出生率が現在0.72から2025年に0.65まで下がった後、2036年以降は1.0台に回復するという楽観的な仮定に基づいています。出生率が0.7~0.8台にとどまる低位推計では、総人口が3017万人と2000万人以上減少する見込みです。

過去も低位推計と同程度かそれより低く実績が推移してきたこと、少子化対策がまったく効果を上げていないこと、首都ソウルでは0.55になっていることなどを踏まえると、中位推計は「バラ色の未来」。低位推計かそれ以下で、半世紀後には総人口が半減するというあたりが、現実的なところでしょう。

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日沖 健 経営コンサルタント

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ひおき たけし / Takeshi Hioki

日沖コンサルティング事務所代表。1965年、愛知県生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。日本石油(現・ENEOS)で社長室、財務部、シンガポール現地法人、IR室などに勤務し、2002年より現職。著書に『変革するマネジメント』(千倉書房)、『歴史でわかる!リーダーの器』(産業能率大学出版部)など多数。
Facebook:https://www.facebook.com/takeshi.hioki.10
公式サイト:https://www.hioki-takeshi.com/
 

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