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ビジネス #もうけの仕組み 2024年版

ピーク時の半分に減ったヤクルトレディの底力 宅配チャネルを担い、平均月収は14.8万円

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研修で得た商品知識を生かし、顧客に対面で丁寧に説明(写真:ヤクルト本社)
ビジネスモデルを紹介する本や記事は数あれど、体系的に分析した事例はほとんどない。
『週刊東洋経済』2月24日 特大号の特集は「もうけの仕組み 2024年版」だ。四季報記者がユニークなビジネスモデルの会社を解説するとともに、上場企業400社を独自分析した。
『週刊東洋経済 2024年2/24特大号(もうけの仕組み ─2024年版─)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

1935年創業のヤクルト本社の歴史は、63年のヤクルトレディ(以下、レディ)の誕生なしには語れない。60年以上の訪問販売で強力な販売網をつくり上げてきた宅配チャネルは、今でも同社にとって重要な販路だ。

店頭販売などの流通チャネルの重要性が増す中でも、ヤクルトシリーズなど乳製品のチャネル別販売比率はおよそ5対5。両販路が同社の売り上げを盤石に支えている。

宅配の強みは、レディが持つ豊富な商品知識。店頭では販促物や成分表示を見て商品を購入する顧客が多いが、レディはその商品が「なぜよいのか」を対面で説明する。

牛乳を置いていくだけ、という場合も多いほかの乳業メーカーなどと違い、レディと顧客との間には毎回コミュニケーションが生じるのも強みだ。

ヤクルトレディは減少傾向

ヤクルトは従来、宅配用と店頭用とで商品を明確に分けてきた。

店頭には「Newヤクルト」など安価で気軽に試しやすい商品が並ぶ。一方、宅配の旗艦商品は「ヤクルト400」。「Newヤクルト」に比べ乳酸菌数が多い高付加価値商品のため、レディが丁寧に商品特徴を説明する訪問販売との親和性が高い。より上位の商品やサービスを求める顧客を宅配へ誘導することで、新規宅配ユーザーの獲得に努めてきたというわけだ。

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