「ゴミ屋敷の住人」に絶対言ってはいけない言葉 祖母、父、母、妹を亡くした依頼者が見た希望

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「突然というか、入院して3週間で亡くなってしまったんです。落ち込んで業者に電話もできなかったんですが、少し元気になってきたので依頼をさせてもらいました」

依頼者本人は片付けが苦手なわけではない。ただ、祖母、父、母の3人とも、モノが捨てられない性格だったという。

片付けの開始時点の状態(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)
片付く前の小部屋(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)

7LDKのうち2部屋がゴミだらけの状態に

7LDKの間取りは少し特殊で、部屋が縦一列に並ぶ形になっている。1階、2階ともに突き当たりの奥にある部屋にいらないモノたちが押し込まれ、計2部屋と物置が、不用品の倉庫のような状態になっていた。

本棚、マッサージチェア、掃除機などの家具・家電に、マットレスや布団など寝具も数組、破れた障子にダンベルに地球儀と、不用品が無造作に積み上げられている。奥に何があるのか確認しようと思っても、まず前にあるものをすべて部屋から出さないといけない。そうなると、一人での作業はまったく進まなかった。

「グチャグチャになった包装紙でさえ畳んでとっておくみたいな状態で。本当にゴミだらけで、どうしようもないモノだけ押し込んで。部屋はいつも閉めているので、誰に見せるわけでもないんですけど。ただ、窓も開けられないし、掃除もできないので、ネズミとゴキブリの温床になるんじゃないかと思って」

父は写真が趣味だったという。現像された写真が大量に保管されていたが、それも女性がほとんど処分した。洋服も山のようにあったが、すべて仕分け済み。残っているモノは不用品のみとなるので、倉庫となっている2部屋と物置は完全に空にしてしまっていいそうだ。

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