その保障内容、古くなっていませんか? 「毎月の収入」をがん保険で補う賢い方法とは
では、今選ぶべきはどのようながん保険なのだろうか。がん保険の最新事情について、チューリッヒ生命商品企画部長の小沼健治さんと、同部の田中彩さんに伺った。
生命保険文化センターの調査によれば、日本におけるがん保険の加入率(平成25年度)は、全世代平均で37.3%。ただ、一家を支える30代~50代、いわゆる働き盛りの世代のがん保険加入率は4割を超え、他の世代よりも高くなっている。
しかし、「既にがん保険に加入している人であっても安心とはいえません。がんの治療法は進化しており、現在のがん治療に即していない保険では保障が不十分ということも考えられるからです」(田中さん)
現代のがんの治療法において代表的なものは、手術療法、放射線治療、抗がん剤やホルモン剤などの化学療法の3つが挙げられる。一昔前までは、これらの治療は入院によって行われていたため、ある程度の入院期間が必要とされた。しかし、近年、医学の進歩によって、抗がん剤や放射線治療は通院治療も可能となってきた。
「従来のがん保険の多くは、入院や手術を中心に据えた保障内容になっており、化学療法もかつては入院で行われるケースがほとんどでした。しかし、医療技術の進歩により最近の抗がん剤治療は通院でも行えるものが多くなりました。さらに、現在のがん治療においては、手術や放射線治療の前後に抗がん剤治療を行うケースが増えており、化学療法の活用の範囲が広がっています。そこで、入院や手術だけでなく通院による化学療法にも対応した保障を兼ね備えた商品を選ぶことが大切なのです」(田中さん)
がんの治療で減る収入を給付金で補填する
このようなニーズから生まれた新しい保険商品が「チューリッヒ生命の終身ガン治療保険プレミアム」。最大の特徴は通院治療に対する保障が充実しており、働きながらがん治療を行う人をサポートしてくれることだ。