米スターバックス、インド国内で出店を加速 2028年までにインドで1000店舗を展開
米スターバックスは4年間でインド国内の店舗数を倍以上に増やす。広がりつつある中間所得者層(ミドルクラス)にコーヒーが人気で、3日に1店のペースで出店する計画だ。
同社は9日の資料で、最大級の都市以外への出店を重視し、2028年までにインドで1000店舗を展開すると説明。ドライブスルーや空港の店舗、24時間営業のカフェも拡充し、インドの従業員数は倍の8600人になると見込んでいる。
伝統的に紅茶が好まれてきたインドだが、一部消費者の間でコーヒー人気が高まっている。スターバックスと並んで、高級カフェやブルートーカイのようなのチェーンが急速に増えており、主にインド産コーヒー豆を使った飲料を販売している。
主要な海外市場の一つに
スターバックスのラクスマン・ナラシムハン最高経営責任者(CEO)は「この11年間でインド市場はスターバックスの最も急成長している市場の一つとなった」と資料でコメント。「ミドルクラスが拡大する中、進化するコーヒー文化の育成に貢献できることを誇りに思う」と表明した。同CEOは今週、インドを訪問中。
スターバックスは12年以降、インド最大級のコングロマリット傘下にあるタタ・コンシューマー・プロダクツとの折半出資の合弁を通じてインドで事業を行っており、現在54都市で390店舗を運営。
タタ・コンシューマーによると、昨年9月30日に終了した四半期にスターバックスはインドで正味22店舗を出店。売上高は前年同期比14%増となった。
1000店舗という目標は、中国本土の6500店余りには及ばないものの、インドをスターバックスの主要な海外市場の一つとすることになる。
原題:Starbucks to Double Stores in India as Coffee Consumption Booms (抜粋)
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著者:Chris Kay
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