2020年に始まった新型コロナウイルス感染症のパンデミックで登場したワクチンと治療薬。その多くが国の特例承認制度を使って外資系製薬企業から導入され、国内製薬企業との創薬力の差が白日の下にさらされた。
その中で唯一、国産治療薬として登場したのが、塩野義製薬の飲み薬「ゾコーバ(エンシトレルビル)」だ。薬機法改正で創設された緊急承認制度の第1号として2022年11月に承認された。
政府は承認前の2022年3月に、100万人分購入する契約を塩野義製薬と結び、承認後の12月にはさらに100万人分の追加購入契約を締結した。
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