アジアで学べる英国名門校のカリキュラム 160年の歴史を誇る「エプソムカレッジ」がマレーシアに進出した理由

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英国人教師によって行われる本格的な英国式教育

グローバル社会が本格化するにつれて、日本人も従来以上に海外の人たちと交流したり、海外で活躍することが求められるようになるだろう。これからは、日本の中でも外国語を使用したり、外国流のマナーを求められる状況が増えてくるかもしれない。

グローバル社会を生き抜き、英語を駆使できるようになるには、もちろん子どもの頃から英語に慣れ親しんでおいたほうがいい。しかし、それをどこで学ぶかは重要な問題だ。できれば本格的に子どもに学ばせたい、でも欧米はあまりにも遠い――そんな思いを抱える保護者の方もいるのではないだろうか。

まさにそういう方に知っていただきたいのが、アジアで本格的な英国式教育が受けられる学校があるということだ。160年の歴史を誇る英国屈指の名門私立校、エプソムカレッジ。そのマレーシア校が、2014年9月、首都クアラルンプールから約50km南のクアラルンプール国際空港(KLIA)のほど近く、バンダー・エンステックに開校した。後援者がエリザベス女王2世という名門校にとって、世界で初めての分校だ。

この学校の特色は何と言ってもアジアで本格的な英国式教育が学べるという点だろう。50エーカー(約20万平方メートル)を誇るキャンパスでは、3~18歳を対象にケンブリッジ式カリキュラムに基づいた教育が行われている。英国本校では91%以上の生徒が英国の統一学校卒業資格であるIGCSE/GCSEの試験でA*/A-Bを取るという実績を持つエプソムカレッジの教育をマレーシアで受けることで、英国の資格IGCSEおよびAレベルを取ることも可能なのだ。

また広大な敷地には、クリケット場、ラグビー場など6つのグラウンド、300席の音楽ホール、アートセンターなどの施設が点在し、各種スポーツや演劇、音楽、ダンス、アートなどの文化活動に力を入れているのも特徴だ。11歳以上の生徒には学生寮も完備されており、学業だけでなく、マナーや行動面でも最新の教育環境が備わっている。

教室は年齢、用途別に細かく分かれており、最大24名の少人数クラスでは、経験豊富な英国人教師が生徒一人ひとりの個性を最大限に引き出すことを大切にした教育を行っている。

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