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アメリカ企業で増える「トップガン系CEO」の実態 仕事は戦争!マッチョな軍隊式経営がカムバ

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アメリカの企業では「トップガン体験」が人気を集めている(イラスト:Taylor Callery/The New York Times)

「諸君はこれから救助に向う」。そう宣言したのはクリスチャン・ブークーシス。職場では「ブー」で通っている人物だ。「偵察に出ていた社員の1人が撃墜された。仲間を救出し、連れ帰ってもらいたい」。

ブークーシスは戦闘機の元パイロット。現在は「エリート軍事飛行士と同等の精度と正確さ」の指導を法人顧客に約束する、アフターバーナーという組織の最高経営責任者(CEO)を務めている。

これまでにナイキ、ペプシ、バンク・オブ・アメリカなど多くのブランドにサービスを提供してきた。顧客企業は、敵の部隊に撃墜された仲間を救おうと苦戦しているわけではない。問題となっているのは、市場競争、株主からの圧力、従業員の離職率だ。

トム・クルーズ気分を味わいたい企業幹部

だが、役員フロアの住人としてではなく、トム・クルーズ気分で数時間を過ごすことに興奮を覚える企業幹部もいる。彼らは、多額の費用をかけてでも、それを選ぶのだ。アフターバーナーの「トップガン体験」トレーニングの料金は、小規模なチームでは1万ドル(約140万円)からスタート。大規模なチームなら10万ドルにもなる。

「対戦中に敵機を見失えば、戦いに負ける」とブークーシスは言う。「これは比喩だ。経営目標を見失えば、目標は達成できない」。

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