豊橋技術科学大学

多文化共生・グローバルキャンパスを目指し、改革を積極的に推進

豊橋技術科学大学

教育のバイリンガル化を推進グローバル宿舎も新設

構想に示された「グローバル技術科学アーキテクト」とは、高い技術力と科学的素養に裏付けられ、グローバルな課題を発見し、分析・解決するための俯瞰的な構想・設計力を有して、具体的なモノづくりを主導できる人材を表すという。このような人材を養成するために、どのような取り組みを進めようとしているのか。

グローバル技術科学アーキテクト:グローバルな課題を発見し、分析・解決するための俯瞰的な構想・設計力を有し、具体的なもの作りを主導できる高い技術力と科学的素養に裏付けられた上級技術者

森教授は「『グローバル技術科学アーキテクト』養成コースの新設に加え、教育のバイリンガル化を進めたいと考えています」と話す。

教育制度委員会・バイリンガル教育 ワーキンググループ主査 機械工学系
森 謙一郎 教授

「グローバル技術科学アーキテクト」養成コースは学部・大学院6年一貫、全寮制の特別コースだ。学部1・2年は各学年15人、学部3・4年と大学院は各学年65人の、総数290人で全学生の約15%、内訳は、日本人140人、留学生150人となっている。留学生の比率も高いが、森教授は「英語が得意な人だけの隔離されたようなコースにするつもりはない」と話す。コース生と一般学生が同じ教室で受講する、英語と日本語のバイリンガル講義が行われるのもそのためだ。コース生には、修了時に日本人は英語、留学生は日本語の高いレベルが達成できる、教育プログラムが用意されている。

同学ではさらに、同コースのみならず他のコースの学生、また教員・事務職員も含めたすべてのグローバル化を進めていく計画だ。ユニークな取り組みもある。グローバル宿舎の新設である。約200人を収容する多国籍学生が混在するシェアハウス型の学生宿舎で、コミュニケーション能力や国際的に通用する人間力の向上が期待されるという。グローバル宿舎のイベントは、既設の約600名収容の学生宿舎も巻き込んで実施され、キャンパス全域に広げるという。

森教授は「教育のバイリンガル化により、教養としての英語ではなく、ツールとして使える語学力を身に付けることができる。いずれこのような教育が日本の各大学に普及するのではないか」と自信を見せる。

髙嶋教授は「さまざまな取り組みを通じて、日本企業の成長を牽引する人材や日本に貢献してくれる、世界の舞台で活躍する日本人と外国人留学生を数多く育てたい」と力を込める。その言葉どおり、同学から輩出される人材に、大いに期待がかかる。

※豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学および国立高等専門学校機構が連携・協働して実施。
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