いまなぜ、コーチをつける社長が
増えているのか?

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日本語、英語、中国語、タイ語で
質の高いコーチングを提供

コーチングの概念はもともと米国で誕生したが、コーチ・エィの「システミック・コーチング」は、組織全体にインパクトを与える、新しいコーチングとして注目されつつある。

取締役社長
鈴木 義幸
「『日本発の組織変革』を世界に広めていきたい。」

同社取締役社長の鈴木義幸氏は、「『システミック・コーチング』は、国内企業だけでなく、海外の日系企業などでも導入ケースが増えています。最近では、CEOは日本人でも、役員クラス以下、経営幹部はすべて現地の外国人という企業も少なくありません。中国人のエグゼクティブに、中国人のコーチが中国語でコーチングをするといったサービスの引き合いも多くなっています」と紹介する。

現在、同社はニューヨーク(米国)、上海(中国)、シンガポール、香港、バンコク(タイ)の5拠点を設け、日本語、英語、中国語、タイ語でサービスを提供しているが、今後はさらにサービス網を拡大していく考えだ。

世界約30カ国に拠点を拡大
グローバルスタンダード目指す

「近い将来、世界30カ国でサービスを展開するため、その準備を進めているところです」と鈴木氏は話す。そのために、すでにインド、韓国、ブラジル、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、フィリピンなどで、現地で実績のあるコーチと契約を結び、世界共通のITシステムとリサーチを駆使しながら、現地語で高品質のコーチングを提供できる基盤を整えていく。「豊富な導入事例を基に実証したコーチングによる組織へのインパクトについて学会などで発表したり、海外のコーチの意見を聞いたりしていますが、『システミック・コーチング』は海外の企業でも非常に興味を持っていただいています。今後は、日系企業向けにとどまらず、現地企業からの引き合いにもお応えしていきたいと考えています」。

製造業などとは異なる『日本発の組織変革』が世界のスタンダードになる可能性も秘めている。今から大いに楽しみだ。