平井理央「心地いい日常は、自分次第で手に入る」 家族で楽しく食卓を囲む時間こそが幸せの基礎

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平井 理央さん(フリーキャスター、タレント)
さまざまな選択肢の中から自分の手で選び取っていくことで、体の健康はもちろん、精神的、社会的にも健康で心地いい状態「ウェルビーイング」を実現できる。それを体現しているのが、現在シングルマザーとして5歳の子どもを育てながらフリーキャスター、タレントとして活躍する平井理央さんだ。幸せな毎日を過ごすために「親子で楽しく食卓を囲むこと」を大事にしているという平井さん。話を聞くと、多くの女性から支持され続ける理由が見えてきた。

自分も周りも大切にできる、ゆとりが欲しかった

キー局アナウンサー時代にスポーツ番組のキャスターを長く務め、フルマラソンにも挑戦した平井理央さん。結婚、出産を経て母になった今も、健康的な美しさは健在だ。深夜の帯番組に出演し、仕事に邁進していた20代を振り返りながらこう話す。

「当時はとにかく忙しくて、自分をいたわる時間を取れていませんでした。週5で担当していた深夜の生放送を終えて帰宅すると、頭が冴えているからかすぐには寝つけず、明け方ようやく眠るという毎日。昼ごろに起きて、プロ野球のシーズン中は球場に自主取材に行き、それから出社するような生活でした」

平井 理央さん(フリーキャスター、タレント)
平井 理央さん(フリーキャスター、タレント)
東京都出身。2005年、慶應義塾大学卒業後、フジテレビ入社。2006年より、スポーツニュース番組「すぽると!」のキャスターを務めスポーツ報道に携わる。2013年よりフリーで活動。ニュースキャスター、エッセイスト、司会者などとして活躍中

多忙ながら充実した日々を送っていたが、30歳という節目の年に退社、フリー転身という大きな決断をした。背景にあったのは「ワーク・ライフ・バランスを整えたい」という思いだったという。

「アナウンサーの仲間も、ほかの職種の皆さんも、とにかく毎日精いっぱい頑張っている人たちばかりに囲まれた環境。ここにいる限り、私もずっと走り続けていくんだろうなと思っていました。でも、その高速回転をいったん止めて、毎日をゆったり気持ちよく過ごせるペースを探したくなったんです。2歳上の姉に『人生に大切なものと、手放してもいいものをリスト化するといいよ』とアドバイスをもらって書き出してみると、私に必要なのは『自分の時間を持つこと』と『家族や大切な人と過ごす時間』だと気づきました。もちろんフリー転身に不安はありましたが、どんな決断をしたとしても、自分なりの心地よさをつくり出すことはできるはずだと思い、決断しました」

娘と囲む食卓で心がけているのは、楽しい会話

転身から10年経った今、「ようやく、自分に合ったライフスタイルがわかってきました」と笑顔を見せる。

「フリー転身後は、家族や友人とゆっくり食事を取る時間を持てるようになりました。私はおいしいものを食べるのも、人と話すのも大好き。大切な人たちと会話しながらご飯を食べることが、私にとって何より人生の充実度を上げるのだと改めて気づきました」

母になった今、その思いはさらに強くなったようだ。平日でも1時間ほどかけて、親子で食事を楽しむという。

平井 理央さん(フリーキャスター、タレント)

「栄養のバランスを考えながら旬の素材をたっぷり使うこと。そして何より、楽しく会話しながら食べることを心がけています。私は娘がどんな一日を過ごしたのか聞きたいのですが、娘は私が子どもだった頃の話を聞きたがるので、一生懸命思い出しています。この間は、『昔、お祭りのドジョウすくい大会で町内2位になったことがあるよ。ドジョウって知ってる?』という会話から、一緒にドジョウについて調べました。最近は、娘が好きな魚介類を使ったメニューのバリエーションを増やしています」

食事の時間を大切にする思いは、自身の子ども時代にルーツがあるようだ。

「私が8歳の時、商社に勤めていた父が転勤になり、家族そろってインドで暮らすことに。手に入る食材も限られる中、母が工夫して日本食のメニューを作ってくれたり、スパイスの効いたカレーを作ってくれたりしました。毎日家族そろって食卓を囲んだあの2年間は、平井家にとってかけがえのない時間でしたし、家族の団結が強まった気がします。母は料理上手で、味噌やヨーグルトも手作りしていたほど。今も『母のあの料理が食べたいなあ』と思うことがありますが、私もいつか娘に思い出してもらえるような料理を作りたいですね」

忙しい毎日だから無理なく続けられるものを

平井さんがスーパーで食材を選ぶときは、五感を大切にしているという。

「ツヤのいい旬の食材には、自然と手が伸びます。それから、自分が食べたいと思った食材は、その時に体が欲しているものだと思うので積極的に選びます。逆に、そうやって自分のセンサーが働くときは、心身の調子がいい証拠だと思っています」

健康は幸せをつくる要素であり、人生の充実度に影響すると思う、と話す平井さん。

「30〜40代の女性は家事や育児に仕事に、とにかく目まぐるしい毎日を過ごしています。その中で少しでも自分の時間を見つけて、費用面でも時間の面でも、無理なく続けていくことが大切だと実感しています」

平井 理央さん(フリーキャスター、タレント)

食を通じて、健康で豊かな生活をつくる意義

平井さんは、以前から続けているジョギングのほか、最近は自宅でできる筋トレメニューを始めている。さらに美容に関しても、自分のペースで楽しんでいるという。

「美容に関してはフットワークが軽いほうだと思います。プロの方をはじめいろんな人と情報交換して、いいなと思ったものはすぐに試します。気になるのは、使われている素材ですね。その商品にどんな素材が使われているのか、科学的根拠はあるかを確認するようにしています。『なぜ私はこれを使うのか』がわかれば、使うモチベーションが上がりますし、効果もしっかり実感できるような気がするんです」

食生活と健康、美容など、人々の生活に関わる製品に使用される素材を幅広く扱い、さまざまな場面で人々の「健康で豊かな生活」、ウェルビーイングを支えているのがNAGASEグループだ。長瀬産業を中心として、商社機能とメーカー機能を併せ持つ点に特徴がある。グローバルなネットワークや高い技術力を生かし「美しく健康でありたい」という多くの人のニーズに応えることで、一人ひとりにとっての心地よい日常を届けている。>>NAGASEグループの食品素材事業サイト

「生き方のお手本は、98歳の祖母です」

五感と知識のバランスを上手に取りながら、食や美容を楽しんでいる平井さん。実は、生き方のお手本となる女性が身近にいる。

「私の祖母です。祖母はもう50年近く、毎朝1時間のヨガを続けてきました。98歳になった今は呼吸法に絞っているようですが、とても元気です。『ヨガで鍛えたこの体』が口癖の祖母から、いくつになっても健康な体を手に入れられることを教えてもらいました。私も祖母のように社交性を持った明るいおばあちゃんになりたいと感じます。人はどんな決断をしても、自分次第でそのあとの生活を心地よく整えていけるはず。そのために必要なパワーや知識を身に付けられるよう、私も学び続けていきたいです」

ヘルシーな食事や美容は、ありたい自分に近づき、心地いい状態をつくる近道だ。忙しい日々の中で、ほんの少しの時間でも自分に目を向けていたわることで、QOLを向上し、ウェルビーイングを実現できるのではないだろうか。

>>健康で豊かな生活に貢献する長瀬産業

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