そのデータ分析から顧客体験を向上させることはできますか? ~結果の裏付けではない、新たな気付きからイノベーションへ~
新たに出現した「データレイク」とは?
そうしたなか、新たなビッグデータ分析基盤として注目されるのがデータレイクだ。データレイクとは、あらゆるデータを一元的に収集、分析、モデル化し、アプリケーションの開発やビジネスに活用するための単一のアーキテクチャである。これまで構造化データ、非構造化データで分けて保存されていたデータや、社内でも業務毎にバラバラに保持していた内部のデータに加えて、外部のデータソースも一つのアーキテクチャに集約し、バッチ処理から、インタラクティブ、ストリーム処理まであらゆる分析ニーズに一つで対応できるようになることで、ほぼ無限のデータの組み合わせから、様々なチャネルを使って顧客体験をする顧客の360°ビューやビジネスの深い洞察を得ることができる。その中で、リスクの相関・連鎖も把握し、リスク回避の対応も可能となる。たとえば、金融の分野では、金利や為替、株式等の市場データを管理するデータベースと、クレジットカードの利用履歴を管理するデータベース、資産や資金調達を管理するデータベース等が分かれているが、金利や為替が変われば、資産価値が変わり、資金調達リスクが変動する。カード利用履歴によるリスクと併せて分析できれば、こういったリスクの連鎖による債務不履行リスクを回避するための対応を行うことができる。データレイクは、従来困難だった多様なデータによる新たな組み合わせのデータ分析を可能にすることで、様々な予測分析の可能性に将来にわたって対応するアーキテクチャとなるだろう。
EMCはデータレイクを全方位的にサポート
データレイクのビジネスに与えるインパクトと可能性をお分かり頂けただろうか。
EMCは、グループ企業のPivotalとともに、このデータ分析のための単一のアーキテクチャをソリューションとして、提供している。
もちろんデータを有効に活用するためには、そこに関わるテクノロジーや人、プロセスなど全てを連動させなければならない。
そこでEMCでは人やプロセスのトレーニングも含めてソリューションを提供し、Pivotalはアジャイルアプリケーションの開発の支援も行うことで、グループでデータレイクソリューションを一気通貫で提供することを可能としている。
ぜひデータレイクを活用して、ビジネスのイノべーションに役立てて欲しい。