伝説の編集長が指南!「短期と長期」両にらみ投資 四季報は秋号が「お宝銘柄」の発掘に最も有効

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見るべきは四季報の【連結事業】欄(単独決算会社は【単独事業】欄)だ。その会社の成長エンジンがわかる。

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この欄の各事業名の下に書かれている数値は、その事業の売上高が全社売上高に占める比率。その下のカッコ内はその事業の営業利益率だ。

利益率が2桁の企業は強い。利益率が高い事業は売上高が少し伸びただけで利益がぐんと増える。性能のいいエンジンを積んでいる車のようなものだ。アクセルを踏んだときの加速力がすごい。

味の素の四季報誌面(下画像)で具体的に解説しよう。

【連結事業】の冒頭の「調味料・食品」事業は売上構成比58%の主力事業で、利益率は12%ある。それ以上にすごいのは「ヘルスケア等」事業(といっても実際はその中の電子材料なのだが)の17%という利益率だ。

味の素は、ディフェンシブ銘柄の顔とは別にハイテク銘柄としての顔も持ち始めたことが高く評価されている。

8月に「フシ」を突破

株価は上昇トレンドにある。過去の高値でフシ(抵抗=目安)となっていた3600円を今年8月に突破している。

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