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キャデラック「初のEV」LYRIQに見た納得の出来 デザイン・走り・技術に「伝統と革新」が巧みに融合

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キャデラック初のBEV「LYRIQ(リリック)」(写真:ゼネラルモーターズ)
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先日参加したアメリカ デトロイトで開催されたGM(ゼネラルモーターズ)のインターナショナルメディアイベントは、プルービンググラウンドで日本未発売の車両に乗れたり、R&Dセンターで次世代テクノロジーについての講義を受けたりという非常に充実した機会となった。

今回の目玉となるモデルはキャデラックの新型車、LYRIQ(リリック)である。電動化に舵を切ったGMの急先鋒として、2030年までに車両をすべてBEV(電気自動車)化するとしているキャデラックの最初のBEVだ。

リリックは完全新設計されたGMのBEV専用アーキテクチャー「Ultium(アルティウム)」を用いて生み出された。リチウムイオンバッテリーはLGエナジーソリューションとの合弁会社であるUltium Cells(アルティウムセルズ)製である。

コバルトの使用量を大幅に減らし、ニッケル配分量を90%以上にまで高めたNCMA(ニッケル・コバルト・マンガン・アルミニウム)正極材を用いて低コスト、大容量を実現するこのバッテリーは、パウチ型と呼ばれるセルを積層してパックする形式を採る。

先進的なスタイリングで登場

枚数を自由に変更できることからパッケージングの自由度が高いのも、そのメリット。車体の側も搭載パック数を自由に設定でき、電気モーター搭載位置、容量などもフレキシビリティが高いことにより、小型車から大型ピックアップまでさまざまな車型に対応できる。

リリックは、この新アーキテクチャーの採用を機に、キャデラックの新しいデザイン言語を全面的に採り入れた先進的なスタイリングで登場した。

わかる人にはわかるキャデラックさを残しながら先進的なデザインを体現した(写真:ゼネラルモーターズ)

BEVの特徴を生かしたロングホイールベース&ショートオーバーハングの、4ドア+リアゲートのSUVのフォルムに、縦型のシグネチャーライトとクリスタルブラック仕上げのグリルを組み合わせたフロントマスク、リアウィンドーの周縁をなぞるように配置されたL字型のLEDテールランプなどを組み合わせた外観は、わかる人ならすぐにキャデラックと判別できるアイデンティティを失うことなく、しかし完全に新しいものとされている。

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【ラウンジのようなくつろぎ感】

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