カウンセリングの時間も100時間以上。通常は45分間のカウンセリングが月1回ですが、ミナミさんが泣き出して落ち着くまで待たねばならない時間も多く、深夜に電話やメールのケアも必要でした。
特に初めの2、3カ月は大変でした。ナーバスな彼女をどうしたら安定させられるかにも気を揉みました。ミナミさん1人で20人分、いやそれ以上の労力がかかったように思います。
途中から、むやみに長いカウンセリングはせず、タイマーで45分きっちり計るようにしました。
また、初めのころは対応が難しく、ミナミさんに味方をするような姿勢でいましたが、途中で「これではミナミさんが私に依存してしまう。自立するための婚活なのに、これではお母さんの代わりが私になっただけだ」と気付き、「大変だったね」などの一声はかけても、あまり賛同しすぎないように心がけました。
ミナミさんからのメッセ-ジ
幸せいっぱいのミナミさんは、自身の婚活について「都内でお見合いを続けていたら、婚活戦闘モードに入ってまた同じことを繰り返したかもしれない。海辺で、自分のペースでお見合いやデートができたことがよかったと思います」と振り返ります。
「婚活を通して今まで見たこともない、聞いたこともない、やったこともないことを体験できて、まるで幼稚園児から中学生まで成長したように感じます。婚活によって世界が広がりました。この記事を読んでくださった方、番組を見てくださった方、私のことを応援してくださってとても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです」
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