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「大胆な数値を掲げ、学内外に本気を示す」 学長が語る|関西大学 学長 前田 裕

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まえだ・ゆたか 1956年生まれ。大阪府立大学大学院工学研究科修士課程を修了。88年に関西大学工学部助手になり、2002年から教授。システム理工学部長、副学長を歴任し、20年10月に第43代学長に就任。

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──長期ビジョン「Kandai Vision 150」では、2036年に現在よりも学部生数が減ると見込みました。

減らしたくはないが、少子化によってそうならざるをえないと予測した。学部生が減れば大学のレベルが低下しかねない、と強い危機感を抱いている。そんなメッセージを学内に伝える意図もあった。

──学部生が減少する中で、生き残りのカギは?

外国人留学生を増やすことだ。現状、日本に来る留学生の半分以上は首都圏の大学に行き、関西圏は4分の1程度なので、もう少し招き入れたい。

「Kandai Vision 150」では、36年には外国人学生を9000人に増やすという数値イメージを掲げた。15年時点では1127人。そこから学部生・院生の3人に1人は留学生という状態を目指す。外国語授業の割合も36年に学部25%、院50%と設定。現時点ではどちらも数%であり、本当にできるかはわからないが、国際化を真剣に進めるという決意の表れと取っていただきたい。

──新型コロナの影響はまだ不透明。国際化の悩みの種です。

いずれ留学などは再開できるとみているが、それまでは遠隔交流プログラムの「COIL」に期待している。感染状況に関係なく実施できるのは大きい。また、COILには「先生同士が授業についてフィードバックし合うことで授業のレベルが上がる」「先生同士の交流も深まることで、共同研究に発展する」といったメリットもある。後者は大学の研究力アップにもつながる。

またCOILの経験をベースにDXによる次世代教育システムも開発できた。他大学にも提供できるのではないかと考えている。

──国際化以外の取り組みは?

10年に社会安全学部、人間健康学部を新設してから11年間、大きな改革をしていない。教育の質を高める取り組みは継続的にしているが、大きな仕掛けも考える時期に来ている。

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