CASEで自動車産業が根底から変わる。電動化一つとっても、それだけですさまじい破壊力だ。しかも、あらゆる産業でカーボンニュートラルへの取り組みやDX(デジタルトランスフォーメーション)が同時進行して、社会そのものが大きく変貌する。当然、製造業のあり方も変わるだろう。
当社はどこにも負けないディーゼルエンジンを造ってきた自負があるし、その技術こそが誇りだった。しかし、今持っている技術や設備が負の遺産になる可能性だってある。新しい技術を素直に受け入れていくことが必要で、今までの延長線で物事を考えていては到底生き残れない。ここから先はいすゞ1社の力だけで生き残れるほど甘い時代じゃない。そういう危機感、ものすごく強い危機感がある。
日野は最大のライバルだが、だからこそ、お互いに同じ問題や悩みを抱えている。であれば、その共通の問題を乗り越えていくに当たって、いちばんのパートナーにもなりうるということ。ただ、2社だけではこんなに早く話が前に進まなかったと思う。触媒と言っては失礼だが、トヨタの存在が大きかった。われわれの組みやすい枠組みをトヨタが考えてくれた。
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