──地方や郊外にある百貨店では、大手アパレルメーカーの大量退店の影響が顕著に表れています。
オンワードホールディングスさんの店は、大丸下関店ではゼロになり、高知大丸でもほぼなくなった。地方店から婦人服や紳士服の店が出ていくのは、仕方ないと思わなければ駄目なのだろう。
下関店では(自前の)百貨店フロアを従来の半分以下にした。その中で衣料品のフロアはものすごく減っている。百貨店部分を大きく減らしたことで、200人程度いた下関店の社員は100人くらいになった。地方店の場合は、従業員の方には申し訳ないけれど、こういう店にするしか生き残る道がない。
ただ、下関店の売り上げはあまり下がっていない。外商では医師のお客様がいちばん多く、宝石や眼鏡を家に持っていったり、博多などでの催しにお誘いしたりしていた。コロナ禍で外商の対面営業がなかなか難しいが、リモートツールを活用するなどして成果を上げている。地方店再生の1つのモデルになりうる。
地域1番店は王道を
──テナントとの定期借家契約(定借)で賃料収入を得る「場所貸し」化を進めてきました。大丸心斎橋店は店舗面積の3分の2が定借です。
定借は一層加速していくしかない。百貨店は似たような店ばかりだという指摘があるが、(ラグジュアリーブランドの出店を重視した商業施設の)「ギンザ シックス」のように独自のポジショニングがあればいい。大丸心斎橋店はその中間ぐらいのポジショニング。
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