「当時の人気と今の人気は違う」。これはアイドルやタレントの話ではなく、就職人気企業のことである。就活生はどうしてもその時点で華やかで将来性がありそうな企業・業界を選びがち。だが、5年後や10年後も花形、とは限らない。
今から10年前に入社した2011年卒生の就職ブランドランキングの1位はフジテレビジョンだ。まだテレビ業界が輝いていた時代だが、その後、スマホ等の普及による若年層のテレビ離れもあって、成長が鈍化。21年卒のランキングでは、何と100位以内にも入っていない。
5年前の16年卒で1位だった三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)等のメガバンクもそう。当時、各行が1000人以上採用していたこともあり、人気の筆頭となっていた。しかし、マイナス金利による収益の悪化やフィンテック導入に伴う窓口業務の縮小で、採用を抑制。今や斜陽産業の色が濃い。銀行に次いで支持されたANA等のエアラインも、コロナ禍で業績が急悪化し、目下、正念場を迎えている。
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