SBIグループが有価証券運用でも地銀への営業攻勢を強めている。10月末の決算説明会では、島根銀行から受託している642億円相当の運用について、「従来マイナスだった実質利回りがプラスに転じた」と発表し、運用成績のよさを強調。同社の幹部は、「金融庁への説明のために、地域金融機関に同行することもある」と胸を張る。
実際、地域金融機関の有価証券運用を肩代わりするSBI地方創生アセットマネジメントの預かり資産残高は急伸している。

背景には、運用がうまくいっていないという地銀の事情がある。国債中心の運用は超低金利政策で困難に。高利回りを求めて手を出した外国債で失敗し、損失を計上する地銀が相次いだ。
金融庁も地銀のずさんな運用実態について2018年にモニタリング結果を公表し警告。今年2月の文書でも「有価証券運用における外部専門家・外部機関の活用」に言及し、自前の運用にこだわりすぎないよう求めている。
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