「われわれは王者でない、データ軸の新市場狙う」
──半導体業界はインテル対米AMDという構図がありましたが、昨今はプレーヤーが増え、競争も激化しています。「王者インテル」はその中でどう戦いますか。
確かにわれわれはパソコンやサーバーなどのCPUで高いシェアを握っている。だが、他の分野にもっと伸ばしていかなければいけない。
2024年の潜在的な半導体市場はパソコンやサーバー以外のIoTやネットワーク、コミュニティーの分野に広がり、最大30兆円になるとみている。(インテル米本社CEOの)ボブ・スワンはこの30兆円の市場こそがインテルが次に向かう道だと言っている。裏を返すと、それだけビジネスの機会があるということだ。だから、王者という言い方はわれわれ自身はしない。
──株式時価総額ではエヌビディアに逆転されました。
半導体市場が評価されているというのはいいことだ。(エヌビディアによる)アームの買収もビッグニュースになるわけで、資本市場からの半導体市場への期待は非常に大きい。われわれも期待に応えなければいけない。
──具体的にはどういう分野を攻めていきますか。
将来は「データセントリック」な社会の基盤づくりが重要だ。データの価値を引き出す製品やサービスをどう生み出すかの勝負になる。いちばんの例は(インテルが17年に約1兆7000億円で買収した)モービルアイ(イスラエル)だ。大量のデータが必要となる自動運転関連のMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)で強みを発揮できるだろう。
データ社会はパソコンやサーバーだけでは実現できない。メモリーやソフトウェアも含めた最適な組み合わせでの技術開発が必要だ。それをさまざまな分野の顧客にトータルのソリューションとして提供していきたい。
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