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ライフ #生命保険の罠

床上浸水に備える「水災補償」 自然災害では生保よりも損保が助けに

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  • 清水 香 生活設計塾クルー取締役
(Ms/PIXTA)

新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、危惧されるのがコロナ禍とほかの災害が重なる「複合災害」だ。仮に地震や豪雨で被災すると、避難所でコロナ感染症に罹患(りかん)するリスクも生じる。

命に危険が及ぶ自然災害であれば、感染リスクがあっても避難所や知人宅へ避難せざるをえない。そして、その後やってくる生活再建に備え、住まいや家財の補償を万全にしたい。そう考える際に有用なのが損害保険である。

日本では病気や死亡には、保険以外の公的な給付制度が設けられている。ただ損害保険の対象となるケースでは別。事故や自然災害に遭遇した際、公的支援は十分とは言えない。そうした「いざというとき」に備え、損害保険に加入していれば助けになる。

ではどんな損害保険に加入すればいいのか。ここでは火災保険の商品を例に挙げよう。

2018年の西日本豪雨、19年の東日本台風、今年7月の九州ほか各地の豪雨で、多くの世帯が被害を受けたのが床上浸水だ。数十センチメートル浸水すれば、家具や家電品が使い物にならなくなる。建具は交換を余儀なくされ、清掃代も含むと多額の復旧費がかかる。

1メートル未満は支援金なし

住宅が全壊または大規模半壊となれば、国が設ける被災者生活再建支援金の対象になる。しかし金額は最大300万円。しかも浸水深1メートル未満は「半壊」と認定され、支援金の対象にならない。不足費用をキャッシュで賄うのは、多くの世帯には困難だろう。

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