大阪府豊中市と吹田市にまたがる千里ニュータウンは、日本最初の大規模ニュータウンとして大阪府企業局によって開発された、面積約1160ヘクタール、当初の計画人口15万人・計画戸数3万戸の広大な街である。街は大阪市中心部から北に約15キロメートルの千里丘陵にある。1962年から入居が始まり、すでに58年もの歳月を重ねている。
街を俯瞰すると、中央の一部がニュータウンから抜けていて、ドーナツ状であることに気づく。これは上新田(かみしんでん)地区・弘済院地区で、もともと千里丘陵で農業を営んできた人々が住む。開発に当たり、地区の意見を尊重して開発対象エリアから外したものだ。
交通の利便性は抜群だ。街を南北に貫く北大阪急行電鉄、阪急千里線でそれぞれ大阪市内中心部まで20分前後。新幹線が発着するJR新大阪駅まで北大阪急行電鉄の千里中央駅から約15分、大阪国際(伊丹)空港にも街を東西に横切る大阪モノレールを使えば約13分でアクセスできる。
自動車交通も快適だ。街の中央部にある千里インターチェンジで国道423号(新御堂筋)と大阪中央環状線が交差し、街を東に出れば名神高速道路、近畿自動車道、中国自動車道が接続する吹田ジャンクションがある。
街は計画的に整備され、地区センターと近隣センターが配置されている。3つの地区センターには大型商業施設や業務ビルがあり、近隣センターには、かつては商店が並んで大いににぎわっていた。隣接する日本万国博覧会(70年開催)の会場跡地には万博記念公園が広がり、街全体が緑の豊富な、良質な住環境を形成している。
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