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ビジネス #ミネベアミツミの成長戦略

「生産性を重視、だから現場に口も出す」 インタビュー/ミネベアミツミ 会長兼社長 貝沼由久

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(撮影:今井康一)
怒濤のM&Aで急成長を遂げたミネベアミツミ。陣頭指揮を執る貝沼由久会長兼社長に聞いた。

──2009年の社長就任から順調に業績を伸ばしてきました。

就任から4年間は旗艦工場があるタイでの大洪水など、外部要因の影響でほとんど成長できなかった。当時はモーターやスピーカーなど赤字事業も多く、こんなに運の悪い社長はほかにいないだろうと思いながら過ごした。

多くの事業を黒字化できた背景には、若い頃に法律家として過ごした経験が生きている。難関であっても司法試験には必ず合格者がいるように、製造業にも必ず黒字の競合他社がいる。やり方次第で必ず黒字化という「合格」は果たせると考えた。

──典型的なワンマン経営に映ります。

うちはよくも悪くもトップダウン経営。私だって本当は穏やかに知的な議論をしたいが、それでは成長ペースが落ちてしまう。不思議なもので、「こうやってみたらどうかな?」とやさしく言っても何も変わらない。「こんなんじゃダメだ、こうやれ!」と指示すれば、すぐに変わる。

──会長自身が頻繁に工場へ足を運んでいるようですね。

生産性をすごく重視しているので、毎月、時には毎週のように海外の工場に行って、自分の目で見て気になるところをすべて指摘する。業績が芳しくなかった買収企業は、決まってトップが現場に行っていなかった。数字だけ見て「黒字にしろ!」と言ったところで、現場はついてこない。トップが前線に立てば士気は上がる。

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