中学受験を考える親がまずすることといえば塾選び。「塾なしで合格した」という書籍も目にするが、王道は通塾だろう。
都内の中学入試の集中日が2月1日なので、2月が中学受験塾の新学期となる。難関校を目指す家庭は3年生の2月、新4年生クラスからの入塾が多い。
大手の受験塾のほとんどが、5年生の後半までに6年生までの学習範囲を終え、6年では苦手科目の克服と志望校別の対策を行う。入試には鶴亀算など通常の授業では習わない問題も出る。難関校志望でなくても、5年生の後半からでは入塾を断られるケースもある。
「難関校を目指すわけでもないし、偏差値40以下の学校もある。小学校の成績が普通なら受験勉強しなくても入れるのでは?」
そう考える保護者もいるが、中学受験の偏差値は高校入試の偏差値とは違う。中学受験は、受験を目指す子どもたちのみが模試を受ける。高校入試など幅広い層が受ける模試とは違う。そのため、実際の難易度は表記偏差値のプラス10ともいわれる。
また倍率が低くても私立は私立。定員割れしても、校風や学力がそぐわない子どもは採らないという学校がほとんどだ。受験勉強なしで中学受験に臨むのは無謀に近い。
5年生の後半で受験を決めた場合は、志望校を早めに決めて、志望校対策に絞って勉強する方法もある。とくに私立は学校ごとに入試問題の傾向が異なる。塾の場合、6年生までの範囲が終わるまではどんな入試タイプにも対応できるカリキュラムが組まれている。短期決戦の場合は志望校の問題傾向を把握し、必要なものだけ習うほうが無駄は少ない。個別対応してくれる塾を探すのもよい。
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