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今年こそ、データ分析を
収益拡大に結び付けたい人へ 日本ティブコソフトウェア

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どの企業のどの部門でも、データを集計したり、それを表やグラフなどに見やすく加工するのに表計算ソフトを頻繁に使っている。「ただし、多くの企業で、データを分析した資料を作成する労力やコストが大きな負担になっています。しかも、資料作成そのものが仕事になってしまい、売り上げの拡大や業務の改善など、本来の目的の達成につながっていません」と指摘するのは、日本ティブコソフトウェアでコンサルティングを行っている及川光博氏だ。その課題を解決するためにはどのような取り組みが必要なのか。最新のツールも含めて解説してもらった。

表やグラフ作成が、現場の大きな負担に

日本ティブコソフトウェア マネージャ スポットファイアー・ソリューションズ・コンサルタンツAPJ
及川 光博

経営会議の前日――。資料用に、表計算ソフトやデータベースソフトを使って大量のデータを集計し、それを加工したグラフを作成しては、プレゼンテーションソフトに張り付けていく。その数はときに100ページ以上にも及ぶ。「毎月の会議の前日は、資料の作成で社員が残業するのが当たり前になっている」と話す企業もある。

かつて、データの集計や分析は、情報システム部門などに属する専任の担当者に依頼するのが一般的だったが、表計算ソフトやデータベースソフトが普及することにより、各部門で、それらの多くを行うことが可能になった。

「何より、現場の負担が大きくなっているのは課題です」と、及川氏は話す。「可視化」と言えば聞こえはいいが、資料を見やすくしようとすれば、どんどん表やグラフが増えていく。会議の席上などで「データを別の視点で見られないか」と要望があれば、それに応える資料作成のために、また時間とコストがかかるのである。

だれでもカンタンにデータを分析できる
注目のツール

「迅速な意思決定や業務改善を実現するのに、カギとなるのがスピードです。いくら多くのデータを収集しても、それをグラフにするだけで丸1日かかるのでは意味がありません。その結果、本来のコア業務が停止するというのでは本末転倒です」と及川氏は話す。時間のロスを防ぎながら、だれもが必要な情報を可視化し共有することはできないのだろうか。

これらの課題を解決するものとして注目されているのが、BI(Business Intelligence)ツールだ。だが、日本ティブコソフトウェアは、まだBIという言葉が一般化する前から、この分野に取り組んできた。実際、同社の親会社である米TIBCO社のデータ分析ソフト「TIBCO Spotfire(スポットファイアー:以下Spotfire)」は、1990年代からデータの収集、分析、可視化などにニーズがあるさまざまな企業で活用されてきた。その数は世界1100社、日本国内でも130社に達している。データ分析ツールの草分け的存在として、大量のデータやパラメーターの分析を必要とする多くの先進的な企業で採用されてきたのだ。

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