
Bespokeは契約するホテルや駅、空港で、訪日外国人向けに自動会話のサービスを提供するベンチャーだ。たとえば、旅行者が成田空港でフリーWi-Fiに接続すると、スマートフォンの画面上に“Ask me about airport or Japan”(私に空港や日本のことを尋ねて!)とメッセージが出る。東京駅までの移動手段やオススメのお土産など、そこで旅行者から寄せられた質問にAI(人工知能)が回答する。
AIで会話を行うサービス自体はほかにもあるが、綱川明美社長(31)は「自然言語処理を全部自社で作っている点が当社の大きな強み」と話す。細部まで作り込むことで違和感のない会話を実現。さらに、緊急を要するケースなどでは、AIの判断で人間が返答する。

綱川氏は海外で複数の金融機関に勤務した後、趣味の一人旅の経験から、外国人に日本の観光の穴場を教えるサイトの運営を開始。しかし、駅での切符の買い方やトイレの流し方など、多くの外国人にとって日本はわからないことだらけだと知り、今のサービスを始めるに至った。
起業から3年目だが、JR東日本やホテルニューオータニなども導入しており、1日に2万〜3万人が利用。現在の英語と中国語に加え、年内にはスペイン語でのサービスも始める。
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