「どこまでも どこまでも 走れ走れ いすゞのトラック」
軽快なメロディが耳に残る、商用車大手いすゞ自動車の企業CM。同社は今年1月、23年ぶりに新工場を稼働させた。3月にリニューアルした主力の小型トラック「エルフ」に搭載する新型エンジンの生産拠点として、栃木工場内に第3工場を新設した。
同工場はあらゆるものがインターネットにつながるIoT活用で徹底した品質管理や工程管理を行う最先端のスマート工場という位置づけ。加工・組み立てラインの工夫で生産性を高めた。
いすゞは過去3年間で約2800億円の設備投資を実施(一部計画も含む)。主力・藤沢工場(神奈川県)の生産効率化・自動化や、栃木新工場などの建設に投じられた金額は約半分の1400億円程度とみられる。
こうした積極的な設備投資ができるのも業績が好調だからだ。2018年3月期の売上高は初めて2兆円を超えたもよう。特にタイで年30万台前後を生産し、世界100カ国以上に出荷するピックアップトラック(小型商用車)の販売が収益を牽引している。
17年4〜9月期(第2四半期)決算ではピックアップトラックや中国向け建機エンジンの販売に加え、修理・点検などの事業が想定以上に伸びたことで、通期の業績見通しを上方修正。株価は上昇基調に入り、今年1月12日に上場来高値の2002.5円をつけた。足元は1600円台だが、17年初来安値1320円から20%程度上昇した。
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