日経平均株価が史上初となる16連騰を記録し、約26年ぶりとなる高値をつけるなど、2017年は株式市場にとってエポックメーキングな1年となった。
背景には好調な企業業績があり、過去最高純益を更新する銘柄も続出。それにつれて株価も最高値を更新した銘柄が全体相場を押し上げる格好となった。
一方、最高益の更新が予想されながら、株価が低く放置されたままの銘柄も散見される。そこで、今期最高益を更新する見込みで、株価が過去の最高値に比べて低い順のランキングを作成した。
中長期では株価と業績は原則連動するはず。株価だけ出遅れているとなれば、いずれは追いついてくる(=株価が上昇する)と期待できる。よしんば、過去の最高値が特殊事情で高すぎたとしても足元のPER(株価収益率)が低ければ割安修正が起きる可能性は高い。
堅実、好業績なのに割安銘柄がゴロゴロ
首位の明治機械は製粉・飼料製造設備の業界トップメーカー。現在の株価は、1988年につけた2万1900円(株式併合を遡及)から、2%台の水準でしかない。2000年前後に事業を多角化したが、業績低迷が続いて金融危機後は本業一本に回帰。14年春に非上場のTCSホールディングス傘下入りして立て直しを図った。
17年3月に実に46年ぶりとなる復配を発表、200円台だった株価は急騰したが、まだ過去最高値には遠く及ばない。バブル期であったことを考慮する必要はあるが、現在の予想PERは10倍台と割安だ。業績低迷期が長かったことがディスカウントの要因となっていると推測され、今後市場の信頼を得ていけば株価のさらなる戻りも期待できるだろう。
2位のソフトバンク・テクノロジーはITバブル期の99年7月に上場。同年11月に最高値をつけた後、バブルが崩壊して株価は暴落。業績は拡大傾向にあったが、高すぎたPERの修正に時間を要し、株価の低迷が続いた。
“変化”が起きたのは16年9月以降。半導体企業の英アーム社との提携発表でIoT事業の拡大などが好感され、株価は出来高を伴って急騰。そのまま上昇トレンドが継続している。
大手では65位のソニーだ。20年ぶりに営業益で最高益を更新する見込みとなったことが話題になった(純益ベースでは10年ぶり)。だが株価はITバブル時につけた最高値から3分の1程度にとどまり、PERにも割高感はない。























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