50歳前後のサラリーマンに対する研修に呼ばれて話をすると、定年後に向けてきちんと準備して将来像を描いている人は参加者の1割未満だ。2割ぐらいは何も考えていない人で、定年後も何も考えないお気楽な人々。そして残り約7割の人たちは、何らかの形で不安や関心を持っている。
その不安の中身はおカネや健康に集約されがちだが、本当の関心はそこではない。人や社会とのつながり、定年後も自分の居場所があるかどうかだ。
定年後の準備は、早すぎても遅すぎてもいけない。40代後半から迷いだして、50代から本格的に取り組めば十分に間に合う。
いろいろなシニア世代にインタビューしてわかったのだが、20〜30代は一生懸命に仕事をしていないと、将来の選択肢が広がらない。バリバリ仕事をしないと基礎力がつかない印象だ。若い頃に「仕事より趣味」と言っていた人が、シニアになって新たな世界を切り開くという話はあまり聞かない。
人脈は社内外で作れる
定年後を生き生きと過ごすために、健康と並んで大切なのが人脈作りだ。なかなか難しいが、自分が勤める会社の中にも人脈を広げる余地はある。みんなで頑張って上に上がろうと出世を競うグループとは違う集団もいる。彼らは新しい人脈を作れる人たちだ。
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