ソフトバンクが10兆円規模のファンドを設立、東芝が1兆2800億円の損失を計上──。
今年も多くの経済トピックが世間をにぎわせている。われわれが日々接する経済ニュースは、足元の経済情勢を象徴する出来事をメディアが切り取って伝えたものだ。そこには企業の繁栄や衰退のドラマがまざまざと映し出される。
ただ、どんな経済ニュースでも、そこに至る本質的な企業活動は共通している。資金を調達し、投資し、販売して回収する。そのサイクルを繰り返しているのだ。多くの人に欠かせないスマートフォンも自動車もスーパーマーケットに並ぶ商品も、こうした企業活動の賜物であることはいうまでもない。
その企業活動を俯瞰するのに最適なツールが「会計」である。会計とは、おカネや物品の出入りを管理・記録すること。そのために一定期間の資金の出入りや儲けを計算するのが「決算」である。
企業の決算書が読めれば、経済ニュースの背後にある企業の思惑、見えないトレンドも深読みできる。膨大な量のニュースが飛び交う今、会計スキルはビジネスの選別眼としての役割も果たすだろう。
「ビジネスの状況をいちばん簡単に知る方法が決算書を読むこと」。元楽天執行役員で、企業の決算分析を習慣とするシバタナオキ氏はそう断言する。
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