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「宮本さんはくしゃみの音が大きくて、最初はびっくりしました」
「趣味である歌の発声練習も兼ねて、思いっきりくしゃみをするからね」
他愛のない会話を交わす、祖父と孫のような年齢差のある2人。75歳の宮本幸一さんと24歳の石山資(たすく)さんは、東京・練馬の住宅街にある一軒家で、今年4月から7月まで一緒に暮らしていた。血縁関係のない2人を引き合わせたのは、シニア世代の住宅の空き部屋を学生に紹介する、NPO法人「リブ&リブ」の「世代間交流ホームシェア」の取り組みだ。
宮本さんはこの家で、両親や妻、2人の子どもと6人で暮らしていた。しかし、両親が亡くなり、子どもは独立。5年前には、認知症を患っていた妻が特別養護老人ホームに入り、6部屋もある広い家に一人暮らしとなった。その後リブ&リブの石橋鍈子(ふさこ)代表と知り合ったのが、部屋を提供するきっかけとなった。

学生には経済的なメリット
「これまで4人の学生を受け入れた。違う世代と暮らすことで、新しい考え方や新しい価値観を知ることは楽しい」(宮本さん)。近くで生活音が聞こえるだけでも安心感につながるほか、同居の学生が火の消し忘れに気づいてくれたこともあったという。
学生の負担は、リブ&リブの入会費2万円のほか、毎月の光熱費などの2万円と毎月の会費3000円。「アパートや一般的なシェアハウスに比べて安い」(石山さん)のも、国際基督教大学を卒業したばかりで、英国の大学院への進学を目指して生活費を節約したかった石山さんにぴったりだった。
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