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アマゾンがもくろむ出版社との直接取引 本の未来はどうなる

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  • 永江 朗 ライター・著作家
街の書店だけでなく出版社や出版流通も変革を迫られている

アマゾンは日本の読者の行動を変えた。そして今、日本の出版流通を変えようとしている。

たとえば日曜日の朝、新聞の書評欄で一冊の本に興味を持ったとする。かつてなら最寄りの書店に出掛け、見つからなければ、書店員に尋ねるか、ほかの書店を探した。欲しい本であれば注文して取り寄せた。

しかし、今はまずネットで検索する。もちろんこれはアマゾンの影響だけではない。ひところ「ググる」という言葉が流行したように、インターネット、そしてグーグルはじめ検索サイトの普及が、アマゾン利用者の拡大と同時に進んだ。

従来、本の購入の7~8割は、書店の店頭で本を見つけて購入する衝動買いだといわれてきた。つまり、あらかじめ決めていた本を買う目的買いの割合は2~3割だ。

アマゾンは日本における書籍・雑誌の販売額を公表していないが、筆者は各種統計や出版関係者への取材から1500億円から2000億円ぐらいだろうと推測している。これは目的買い市場に匹敵する規模といえるかもしれない。

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