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ビジネス #保険動乱

海外M&Aに必要なものは戦略性と経験と成功体験 石井雅実 かんぽ生命保険社長

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いしい・まさみ●1952年生まれ。76年東京大学経済学部卒、安田火災海上保険入社。損害保険ジャパン副社長を経て、2012年から、かんぽ生命保険社長。(撮影:梅谷秀司)

「ビッグ&ユニーク」が強み

ビッグ&ユニーク。これがかんぽ生命保険のビジネスモデルだ。総資産で最大級だが、何より郵便局チャネルというネットワークが大きい。簡易で小口な商品サービスを全国の郵便局を通じて提供する、このユニークなモデルは上場しても変わらない。

すでにマーケットではすみ分けができている。これから高齢化が一層進む中、高齢者に強いこのビジネスモデルを追求することで十分成長が可能だ。

郵政民営化法で、日本郵政と日本郵便には保険のユニバーサルサービス義務が課せられており、その対象商品は養老保険と終身保険だ。養老ではかんぽ生命のシェアが83%であり、終身でも首位。日本郵便のパートナーはかんぽ生命しかありえない。お互いが連携しながら成長するモデルは変えようがない。

クリティカルマスは超えているので、規模にあまりこだわりはない。だが上場した以上、成績が右肩下がりではよくない。中期経営計画でしっかりメドを立てて、保有契約数を早期反転させていく。

1万8000人弱の郵便局の渉外社員を、日本郵便と共同で早期に2万人体制に持っていきたい。採用難だが、いま在籍している渉外担当者の質を上げることが大事だと思っている。

また、毎年250万件程度が契約更改となるが、この満期代替率を現在の3分の1から底上げする。3年計画ですべてのお客様と面談してしっかりニーズを把握し、加入年齢の引き上げなど高齢者に温かいサービスに取り組んでいる。トータルなサービス力を徹底的に磨き上げてお客様に選んでいただく。

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