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ライフ #下流老人

今の食生活では10年後に病気になります! 白澤 卓二 順天堂大学大学院 加齢制御医学講座教授

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しらさわ・たくじ●順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。医学博士。1958年神奈川県生まれ。90年千葉大学大学院医学研究科博士課程修了。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学。

老後を健康で過ごすためには、今から生活習慣に気を配らなくてはいけない。老後を60歳からとすると、40~50歳代の過ごし方が大きな影響を与えることになる。

最も恐れるべきはがんになるリスクで、次に怖いのが心臓病と脳卒中だ(図表1)。これら3つの病気は死亡率が高く、発症すると生命に危険を及ぼす。もし定年までに発症すれば、病気を抱えながら老後を過ごすことになり、生活の質が低下してしまう。

[図表1]
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認知症も怖いが、これは75歳以上の後期高齢者に発症率が高まる病気。ただ、まだ先のことと考えるのではなく、40歳代から予防して早すぎるということはない。

炭水化物の取りすぎは危険

では、働き盛りの40~50歳代のビジネスパーソンが気をつけなくてはいけない生活習慣とはどんなことだろうか。

最初に強調したいのが食事、そして運動だ。特に男性がよくわかっていないのは食事の問題。何を食べたら健康を害するのか、何を食べたら病気の予防になるのか、意識することが大切だ。

たとえばカツ丼や天丼、ラーメンやうどんなど炭水化物が多い食生活を続けると、肥満や糖尿病のリスクが高くなる。糖尿病は、心臓病や脳卒中の基礎疾患であり、がんの原因でもある。症状が進行すると腎不全になり、人工透析が必要になる。炭水化物と糖質の取りすぎはとても危険だ。

糖質の中でもジュースなどに含まれている果糖ブドウ糖液糖はとりわけよくない。健康を考えると、自動販売機で買っていいのは水とお茶だけ。小麦粉も薦められない。小麦に含まれるグルテンによって小腸粘膜上皮に炎症を起こすグルテン過敏症は米国で問題視されている。

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