ソフトバンクが電撃発表した人型ロボット「ぺッパー」はこの6月で“満1歳”。開発者向けに先行発売され、生産体制が整ったことで今月中にも一般販売を開始する。「一家に1台」の普及を目指す戦略をどのように推し進めるのか。冨澤文秀社長に聞いた。
──昨年6月の発表以後、ペッパーはどれだけ進化したのか。
家庭向けには会話やしぐさにこだわって作り込んできた。すでにエンタメ系やダンス、セキュリティ、幼児教育など数百のアプリがあり、約200を搭載する。ペッパーがメッセージを音声で家族に伝えたり、絵文字を送るとそのアクションを繰り出すアプリもある。また、サードパーティが開発したものも加わる。
こうした形はスマートフォンに近い。キーワードは飽きさせないこと。アプリの数を充実させつつ、リアクションをつねに変えるよう仕込んでいる。ハードとしては(昨年発表したものが初代で)2代目。情報処理の性能が向上し、リアクションが早くなった。今後は独居老人の見守り機能に加え、体重変化や運動量を基にしたヘルスケアのアドバイスもやっていく。
──法人向けの用途は?
小売店からホテルの受付、介護現場などでニーズがある。接客がメインだが、企業の要望は案内だけでなく、売り上げを伸ばすことだ。
大規模なケースでは、チームを組んでペッパーがどんなトークでどんな段階で顧客に提案するのかという観点で企画を練り、アプリを作り込む。引き合いが多いので、開発したいパートナー企業を認定し、顧客企業とマッチングさせることも検討している。
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